こんにちは、mihoです。
今回はお正月のお餅に関する話。
「もういくつ寝ると〜お正月〜♪」
年々お正月らしさが薄れてきている昨今ですが、お正月ならではの日本の光景であるお餅つきの
意味や由来、正しい鏡開きの日をご存知ですか?
▼お餅つきの正しい日と意味や由来について
今ではお正月に当たり前に食べている「お餅」
実は「お餅」は、8世紀ごろに記された「風土記」にも登場するほど古い歴史を持つ食べ物なんですよ。
お餅には昔から稲の霊が宿るという信仰があり、ハレの日の食べ物として尊ばれてきました。
お正月の鏡餅は、年神のご神体にあたるとされており、年末のお餅つきは「お供え物を作る神聖な行事」として、家族総出で行われてきたのです。
作業を行うのは早朝。
お餅をつく臼にはしめ縄が張られ、臼の下にはお塩で清められた藁(わら)が敷き詰められます。
昔はどこのお家でも10臼(もち米にして300合)ものお餅をついていたそう。
このお餅たちが、お正月の風物詩「鏡餅」や「丸餅」、「のし餅」などになるんですね。
お餅つきの正しい日は毎年12月28日か30日となっています。
29日が避けられているのは、「苦」を連想させるため。
31日が避けられているのは、前日に準備するのは神様への尊敬が足りないという意味だそうです。
▼2015年鏡開きの正しい日はいつ?
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2015年、正しい鏡開きの日は一般的には1月11日。
しかし地方により少しばらつきがあり、関西では1月15日に行われることが多いです。
また、同じ関西でも京都近辺では、1月4日に行われます。
このばらつきには原因があり、徳川幕府のあった関東地方では徳川家光が亡くなった日=4月20日から
20日を忌日としており、20日を避け1月11日に鏡開きをするという風習が広まりました。
しかし、関西ではその風習が正しく広まらなかったことから1月15日に鏡開きがされているそうです。
▼鏡開きの意味
鏡開きは、お正月に神様や仏様にお供えしていた鏡餅を仏壇などから下げそれを食べるという風習のことです。
昔から「神様にお供えした食べ物は力を持っている」と考えられており、 神様や仏様に感謝をしながら
お餅を食べることによって、無病息災を祈願してるそうですよ。
また鏡開きは、木槌で行うのがマナーです。
包丁で行うと「切腹」を連想させるため、縁起が悪いとされています。
▼まとめ
核家族化の影響もあり、最近はめっきり見かけなくなった「お餅つき」
昔ながらの杵と臼を使ったお餅つきは、地域のイベントや行事ごとでしか見れなくなりましたね。
しかし、蒸し上がったもち米の香りや各家から聞こえる餅つきの音は、年の瀬の風物詩。
今は家庭でも出来る餅つき機などもあるので、家族と一緒に楽しむのもいいかもしれませんね!
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