こんにちは、mihoです。
心筋梗塞や狭心症・脳梗塞など、恐ろしい病気の原因の一つ動脈硬化。
動脈硬化は、気温が急激に下がる冬に急増すると言われています。
テレビ朝日の「壮絶!芸能人闘病記」では、カルーセル麻紀さんが動脈硬化が原因で失明の危機に立っていたことを話されていました。
突然症状に見舞われるイメージの強い動脈硬化ですが、実は目に見える意外な予兆があるんですよ。
今回はそんな「動脈硬化」について。
▼動脈硬化ってどんな症状?
動脈硬化ってよく聞くけど、いったいどんな症状なのか皆さんちゃんと分かりますか?
動脈硬化とは・・・
血管そのものが破壊された状態ではなく、血液の中を回っている細胞などが血流が悪くなることでどんどん堆積してしまい、血管の空洞が狭くなり血液が流れる空間が狭くなることです。
血液の流れが悪くなると血圧が上昇し、心臓やその他臓器に大きな負担を与えます。
そして心筋梗塞や狭心症・脳梗塞を引き起こしてしまうのです。
また、血管の弾力性が衰えてしまうので、症状が悪化すると血管が破裂する恐れもあるんですよ。
水道のホースが劣化して固くなっていたり、水道管にサビやゴミが詰まって流れが悪くなっているような状態をイメージすると分かりやすいです。
▼なぜ冬に動脈硬化は急増するのか?
私達人間の身体は、寒くなると血管を収縮させて体温の低下を抑えようとします。
気温の低い所に沢山の面(ここでは血管)が触れていると一気に温度が下がりますよね。
そんなイメージです。
その結果、血流が悪くなり動脈硬化の症状が一気に悪化、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こします。
冬は室内でも寒暖の差が激しいので、暖かい場所から寒い場所への移動には注意が必要ですよ。
お風呂で暖まった後に移動する気温の低い脱衣所や、暖かい部屋から寒いトイレに行って倒れるケースは少なくありません。
また、トイレでは大便をするためにいきんで、急激に血圧が上昇して引き起こす場合もあるんですよ。
急激な体温低下を避けるために、暖房器具などを事前に用意しておくことがオススメです。
▼動脈硬化の意外な予兆とは?
動脈硬化は重症化しても痛くも痒くもありません。
検査以外ではなかなか気付きにくく、なんと「沈黙の殺人者」と呼ばれるほど。
しかし身体からは様々な目に見える予兆(サイン)が出ています。
この予兆に気付くことが出来れば、重症化する前に食い止めることが出来ますよ。
是非チェックしてみて下さい。
・たかが肩凝り、されど肩凝り
肩凝りは、同じ態勢を続けることで血流が悪くなり、循環障害を起こしている状態なのですが
この肩凝りが左肩のみの強い肩凝りだと要注意。
動脈硬化が始まると血流が悪くなり、心臓に負担を掛けます。
心臓に異常が発症する際に、心臓に痛みや苦しさがあればすぐに気付くことが出来るのですが
中には直接痛みや苦しみを感じない場合もあります。
のどや腕、肩などの少し離れた神経に痛みが生じる遠隔痛という症状です。
遠隔痛の場合、動脈硬化によって心臓に異常がきたしていると気付くことが出来ずに放置。
結果、心筋梗塞などの病気に繋がる恐れがあります。
そして動脈硬化から心筋梗塞になった人は、左肩のみの肩凝りに悩まされている人が非常に多い
傾向にあります。
通常肩凝りは両肩に生じる症状なので、左肩だけが痛む状態が続くようであれば、すぐに専門の医師に受診して下さいね。
・耳たぶのシワ
耳たぶには沢山の毛細血管があるのですが、動脈硬化が始まり血流が悪い状態になると
身体の末端にまで栄養が行き届かなくなり耳たぶにシワが出来ます。
なんと耳たぶにシワの出来ている人は、シワのない人と比べると3倍心疾患で亡くなっているというデータもあるほど。
耳たぶにシワのある方は一度動脈硬化を疑ってみたほうがよさそうです。
・目頭に出来る黄色いしこり(眼瞼黄色腫)
食生活の中でコレステロールの多い食物を摂取し続けると、コレステロールが血管の中だけでなく皮膚にもこびりつくことがあります。
特に肘や瞼に出来やすく、黄色いしこりで肌の各所が盛り上がってきます。
(職場の皮膚図鑑で見たのですが、本当に黄色いしこりでボコッとなっていてすぐに異常だと分かりますよ)
黄色いしこり=脂質代謝異常症の状態=動脈硬化が進んでいる可能性を示しているので
コレステロール値の気になる方や、実際に黄色いしこりのある方はすぐに専門医に受診してくださいね。
薬剤師の店長に聞いた話なのですが、レオナルド・ダヴィンチの名画「モナ・リザの微笑」で有名な
女性の左目には黄色いしこりが描かれています。
モナ・リザのモデルになった女性は、脂質代謝異常症ではないかと言う説があるそうですよ。
・アキレス腱の太い人
これは上記の三点とは違い、遺伝的なものも含まれます。
アキレス腱の太い人は「家族性高コレステロール血症」という病気の疑いがあります。
家族性高コレステロール血症とは、遺伝的に悪玉コレステロール(LDL)が溜まりやすく、生活習慣を改善してもなかなかコレステロール値は下がりません。
コレステロールは血管壁だけでなく、アキレス腱にも蓄積しやすいのでどんどんアキレス腱が太くなっていきます。
脂質代謝異常の状態により血流が悪化=動脈硬化へ繋がってしまうのです。
▼まとめ
高齢者が発症するイメージが強い動脈硬化ですが、20代・30代という若い年齢でも
動脈硬化は起こりえます。
だからこそ重症化する前の早期発見が重要。
自分だけでなく、家族の変化にも意識した方が良いですね。
私達夫婦は共に30代でつい、まだまだ若いし大丈夫・・・なんて健康に対する意識が甘い部分がありますが、大切な子供たちを守るためにも時々セルフチェックを行いたいと思います。
痛みや痒みが無い分手遅れになりがちな動脈硬化。
予兆をしっかりと見抜き、健康を維持したいものです。
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